2009年度貸出ランキング第5位【其の4】

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エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために

エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために

国澤先生の「価値デザイン特論」の授業で教科書/参考書に指定されています。
著者のドナルド・A・ノーマンの名前を聞いてピンと来た人もいるでしょう、この作者は『誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)』や『未来のモノのデザイン』を書いた人です。
この本の中でも『誰の〜』についてたびたび言及しており、この本はそれを補完するような内容となっています。
『誰の〜』が認知科学にもとづいたユーザーにとっての使いやすさを追求するものであるのに対し、『エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために』は多少の使いにくさや欠点をカバーしうる製品の魅力の重要性について語っています。
ユーモラスだったりかわいいものだったり、面倒でも遊び心があるものがユーザーの情動にどう訴えかけるのか、ある意味『誰の〜』の逆説的に、使いやすいだけでは足りないという説明がなされています。